〖Hunt〗リザベル

幸せな夜

「むかし、猫と暮らしてた」 ノルドハイムが唐突にそう言った。 月があかるい夜だった。部屋の明かりはとうに落としていたが、窓から差し込む月光が、布団に波模様の影を描いていた。リザベルは特に相槌をうつこともせず、もう一度ノルドハイムの素肌の、胸…